書籍紹介 私、社長ではなくなりました

書籍紹介 私、社長ではなくなりました

経営者の著書は、サクセスストーリーが一般的ですね。

しかし、成功は地味な取り組みの積み重ねの結果にもかかわらず、後付けで「成功の秘訣」みたいなものが作られ華やかな印象を与えるもが多いと多いと思います。

 

たとえばディスカウトストアのドン・キホーテの強みの一つに「圧縮陳列」という独自のノウハウがあります。

創業時期に関わった方に聞くことができたのですが、当時在庫が増え倉庫に入りきらない分を苦肉の策として店舗に並べただけだそうです。

それが後から、それっぽい名前が付けられ成功のためのノウハウにまで出世したということでした。

 

一方、失敗の事例というのは脚色の余地がなく、実にダイレクトに状況が伝わってきます。

そこで、今月のおすすめの書籍はコレです。

 

私、社長ではなくなりました  著者:安田 佳生さん  出版:プレジデント社

 

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ワイキューブは新卒採用コンサルティングを主軸に2007年には売上高で約46億円を計上しています。

当時、この業界は追い風で大卒求人倍率も2.0倍近くまで上っていました。

会社で人事部長をしていた私も新卒採用で50名を確保するために採用コンサルタントに相談したことを覚えています。

その後、リーマンショックで一気に採用ニーズが縮小し、採用コンサルティング業界が最も打撃を受けたのではないかと思います。

この本にもそれが“最後の引き金”と書いてありました。

 

著者は、会社員でいるのがイヤ、満員電車がイヤという理由でリクルート社を辞め起業しました。

そして、創業したからには、「その他大勢の中小企業で終わらせたくない」という強い想いがあり、“就職したい会社No1になる!”という目標を掲げ、積極的な投資を続けました。

特に社員に対する投資は、かなりのもので社内に従業員用のバーを作るなど、マスコミにも多く取り上げられたようです。

 

しっかりと目指すべき会社像を描き、共感してもらうという部分は、リーダーとして学ぶべき点で、これにより一時は“成功者”という地位に君臨したのだと思います。

 

しかし、投資に偏りすぎた著者の考えに異論を唱える参謀はおらず、銀行から身の丈以上の融資を引っ張るようになったことや、著者の知らないところで粉飾決算が行われていたことなど、本当の意味での“人に対する投資”に失敗していたのだと思います。

経営が 順調な時にこそ、一読しておきたい書籍です。

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