自宅で仕事をさせても残業になります

自宅で仕事をさせても残業になります

レストランでは、店舗で働いている時間は労働時間、その他の事務処理に時間は労働時間でないという独特の価値観があります。

当然、自宅に持ち帰ってマニュアル作りをしたり、新メニューのレシピを覚えたりする時間は全く気にしていないケースが多いです。

しかしながら、労働法の考えではこれらの時間は、業務の一環として行っている訳ですから、店舗の外でやったとしても労働時間と考えられてしまいます。

このような考えを裏付けるのが、次のニュースです。

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金沢市で2011年に英会話学校講師の当時22歳の女性がうつ病を発症して自殺したのは、長時間の「持ち帰り残業」による過労が原因だったとして、大阪府内に住む女性の両親が、英会話学校を運営する「アミティー」に慰謝料など約9100万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こすことが分かりました。

女性は11年3月下旬から同社の金沢校で勤務していましたが、同年6月、自宅マンションから飛び降りて自殺しました。

金沢労働基準監督署は、14年5月、女性がレッスン用教材カードを自宅に持ち帰って作成するために、月に80時間ほど自宅で残業をしていたと判断し、女性の死亡は長時間の時間外労働でうつ病を発症したことによる労災と認定しています。

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会社からすると自宅で作業をしていることは何となく認識していても、具体的に何時間働いたかまでは認識していなかったのかもしれません。

うつ病が労災かどうかは、怪我等と違い仕事との因果関係がはっきりしませんので、残業時間の長さによって認定するか否かを判断することになっており、自宅での作業時間80時間を通常の残業時間に加算することによって、この女性のうつ病が労災であると認定されたのだと思います。

 

労災として認定されたということは、業務がうつ病の原因として行政に認定されてしまったということですから、この訴訟は会社にとって、とても分が悪いもので一定の賠償を覚悟する必要があるでしょう。

何より、自社の従業員が仕事を原因として命を絶つという非常にショックな出来事は、他の従業員にも心理的に大きな影響を与えるでしょう。

この事例から、労働法の労働時間の考え方の理解と常日頃からのコミュニケーションで従業員の異常を把握できる関係作りの重要性が学べますね。

 

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