辞める社員が悪いのか? 辞められる会社が悪いのか?

辞める社員が悪いのか? 辞められる会社が悪いのか?

「新入社員が、数日勤務した後に突然、連絡もなしに来なくなった。」

という相談が最近よくあります。

せめてメールの1本でも送り、退職の意思を示してもらわないと事故に巻き込まれたのではないか等余計な心配をしてしまいます。

私自身、サラリーマン時代に本当に事件だったという経験があり、この手の話を聞くと心がざわつきます。

 

しかし、実際に事件に巻き込まれるようなケースは極めて少なく、実際は退職の意思表示ができなくて逃げてしまったという結末がほとんどです。

 

さて、このような退職に対して、経営者には2つの感情が頭をもたげます。

①誠意のない辞め方に対する怒り

②なぜ、そのような辞め方をしたのかという疑問

 

前者の感情が強い社長さんからは次のような質問が来ます。

・こんな従業員に対して何か罰を与えることはできませんか?

・研修中でなんの成果もないので給与を払いたくないのですが、まずいですか?

・このようなことが無いように、入社時に誓約書を書かせたいのですがどんな文言が良いですか?

 

そして、厳しめの誓約書ができあがります。

しかし経験上、相手側の行動をコントロールしようとするアプローチはあまり効果がなく、そのような対応をしている会社では結局同じようなことが続きます。

また、せっかくモチベーションの高い新人のマインドに冷や水をかけることにもなっているでしょう。

 

一方で後者の感情が強い経営者は、次のようなことを考え対策を講じます。

・入社時の説明と実際の仕事内容に、どのようなギャップがあったのか?

・辞める決断をする前に相談できる先輩や同僚はいなかったのか?

・どうして誰も新人の異変に気づけなかったのか?

 

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先日、サイボウズ株式会社の社内見学をさせて頂き、会社の方からお話を聞かせて頂きました。

時短勤務、在宅勤務等、個々のニーズに合わせた働き方を提供し、“新しい働き方”の最先端を走っている企業として政府からも注目をされているIT企業です。

 

一般的にIT企業というと長時間労働のイメージですが、サイボウズさんもかつては長時間労働、土日勤務が当たり前で、そしてピークの離職率は28%にも達していたそうです。

実に4人に1人は去っていったことになります。

 

長時間労働に対する従業員の不満に対して、当初は「うちはITベンチャー企業ですよ。何がしたくて入ってきたのですか?」と考えていたそうです。

 

しかし、その現状に危機感を抱き、個々のニーズに合わせた勤務体系を取り入れるべきと考え取り組みを進めた結果、現状の離職率は4%にまで改善しました。

IT企業としては驚異的な数字ですね。

 

当然、業績も好調なようで、グループウエアで日本のトップシェアを握っています。

 

離職の問題の見方を“従業員が悪い”から“会社の課題”に切り替えたことが、大きなターニングポイントだったのではないでしょうか。

 

このように従業員が働きやすい環境作りにエネルギーを割いている成長している企業がドンドン増えてきています。

思いがけない退職があったら、そこに”魅力的な会社作り”のヒントが潜んでいます。

これを見逃すことのないようにしたいですね。

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